大腸がんは、
罹患する方が年々増加しています
日本では最も多いがんで、50歳代から急増する傾向にあります。食生活の偏かたよりや肥満、飲酒などが主なリスク要因となります。
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目次
大腸がんについて
大腸がんの発生は、生活習慣と関わりがあるとされています。
- 喫煙
- 飲酒
- 肥満
により大腸がんが発生する危険性が高まります。
大腸ガンは 初期の段階では 自覚症状がほとんどなく、気がついたときには進行しているケースも少なくありません。
大腸がんは、早期であれば内視鏡治療で完全摘除を目指すことが出来ますが、早期の段階では症状が少なく、自覚症状から発見するのは困難です。
特に、症状がない場合でも、定期的に検査を受けることをおすすめします。大腸がんが、進行すると、以下のような症状が出てくることがあります。
- 腹痛
- 出血
- 便秘や下痢
- 便が細くなる
- 残便感がある
- 排便時の出血
「痔による出血だろう」と自分で決めず、血便が続くようなら、検査を受けましょう。検診を受けることで、がんによる死亡リスクが減少します。
がんは、発生してから一定の大きさになるまで時間がかかる場合もあれば、急速に進行する場合もあります。
大切な命を守るために、40歳以上の方は、大腸がん検診を年に1度、定期的に受けましょう。
毎年行うことで大腸がんによる死亡を60%減らすことができるとも報告されており、行うことが強く勧められています。
血便、腹痛、便の性状や回数が変化した、などの症状がある場合は、がん検診を待たずに医療機関を受診し、医師に相談してください。
大腸がん検診
- 対象者:40歳以上(男女)
- 費用:700円
- 健診内容:便潜血検査
便潜血検査とは、便に潜む血液の有無を調べる検査(検便)を行います。
「大腸がんの検査 = 大腸を直接診察」を思い浮かべるかもしれませんが、大腸がん検診では、便を検査することで、がんに罹っているかどうか調べることができます。
大腸がんやポリープがあると、便が腸内を移動するときに、便と組織が擦れて血液が付着します。便潜血検査では便に血が混じっているかどうか調べ、目に見えないわずかな出血も検知することが可能です。
食事制限の必要もない簡単な検査です。便の採取は自宅で行うことができます。便の表面を採便用の棒でまんべんなくこすり、通常2日間分の便を採取します。
2日、行ってそのうち1回でも陽性が出れば、精密検査として「全大腸内視鏡検査」を行います。
検診で「便潜血陽性」あるいは「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けてください。便潜血陽性の判定後、もう一度便潜血検査をすることは精密検査の代わりになりません。
大腸がん検診後の精密検査の第一選択は、全大腸内視鏡検査です。
全大腸内視鏡検査:下剤で大腸を空にした後に、肛門から内視鏡を挿入して大腸を撮影し、がんやポリープなどがないか調べます。必要に応じて組織を採取し、詳しく調べます。
内視鏡検査と大腸のX線検査の併用法:大腸全体を内視鏡で観察することが困難な場合には、内視鏡が届かない奥の大腸をX線検査で調べます。
大腸のX線検査は、下剤で大腸を空にした後に、肛門からバリウムを注入し、空気で大腸をふくらませて大腸全体のX線写真を色々な方面から撮影する検査です。
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